楽天モバイルが安くて使い放題なのは知っている。でも、デメリットを知らずに乗り換えて後悔したくない……

ギガを気にせず使いたい方にとって、楽天モバイルは有力な候補ですよね。ただ、デメリットも気になるところだと思います。

この記事では、実際に8か月使ったわたしが、デメリットから正直に書いていきますね。

わたしは地方住まい。2026年2月に、ソフトバンクから電話番号をそのまま移して乗り換えました。

仕事でスマホを1日中使うメインの回線で、使う量は毎月40〜50GBです。

8か月使った結論

  • デメリット:場所によっては、つながりにくい時がある
  • デメリット:無料で電話をかけるには、専用アプリ「Rakuten Link」を使う必要がある
  • メリット:国内で使えるデータ量に、上限はない(海外は別)
  • メリット:料金は、20GBを超えても月3,278円
  • メリット:ソフトバンク(割引なし)より、毎月4,730円安い

「楽天モバイルはやめた方がいい」という声も見かけますが、それでも、わたしは乗り換えてよかったと思っています。 外でもパソコンで作業でき、ギガを気にせず使えて、通信費も抑えられているからです。

申し込む前に確かめることが大丈夫なら、人にもすすめられます。

\ 先に料金を見たい方は /楽天モバイルの料金を公式サイトで見る

楽天モバイル使い放題のデメリットは2つ

① 場所によっては、つながりにくい(駅・山)

わたしがつながりにくいと感じたのは、次の2つの場面です。

  • 旅行で行った、大阪や名古屋の利用者がとても多い駅:通信が遅くなり、送信に少し時間がかかりました
  • 山のかなり奥のほう:場所によっては圏外になりました。ただ、ソフトバンクを使っていたときも、圏外になる場所はありました

住んでいる地方での普段の生活では、困ることはありません。

大都市の混んだ駅を毎日使う方は、わたしよりも困る場面が多くなると思います。

つながりにくい場面。わたしが困ったのは旅行で行った大都市の混んだ駅と山の奥。口コミで多いのは地下や建物の中。地方の普段の生活では困らない
図1:つながりにくかった場面と、口コミで多い場面

ほかの人の口コミも見てみました。マイベストの口コミでは、人の多い場所や山間部のほかに、地下や建物の中でつながりにくいという声もありました。

一方で、同じページには「つながりにくいことはあるが、使い放題で安いので満足している」という声もあります。

楽天モバイルのエリアのページにも、地下や屋内、大きな商業ビルの中などでは、通信速度が変わる場合があると書かれています。

毎日使う場所が地下や建物の奥という方は、気をつけてください。

つながりにくくなる原因は、駅と山で違うんです。

左は駅で1つの電波塔を大勢で分け合い、1人あたりの通り道が細くなる様子。右は山の奥で電波塔が遠く、山や木に電波がさえぎられる様子
図2:駅は混雑、山は電波の届きにくさ

駅:電波塔(基地局)を大勢で分け合う

1つの電波塔が運べるデータの量には限りがあります。人が集まるほど1人分が減るので、遅くなったり、つながりにくくなったりするわけです。

わたしが駅で遅いと感じたのも、これが理由の1つだと思います。

山:電波塔が遠く、山や木にさえぎられる

楽天モバイルは、山の中では自社の電波塔が少ない場所があります。その一部は、au の電波を借りる「パートナー回線」で補っている状態です。

口コミでも、ほかの大手ではつながった山で圏外になった、という声がありました。

ちょっと雑学:プラチナバンド

  • 遠くまで届きやすく、建物の中にも入りやすい傾向がある電波のことを、プラチナバンドと呼びます
  • 楽天モバイルは、2024年6月からプラチナバンドを使い始めました

電波塔とスマホの関係は Wi-Fi と モバイル通信ってなに?、電波の種類の違いは 4Gと5Gってなに? で図解しています。

② 無料の通話には、専用アプリが必要

楽天モバイルで無料で電話をかけるには、専用アプリ「Rakuten Link」を使う必要があります。アプリを入れて、そこからかけるひと手間がかかるのが難点です。

そのかわり、Rakuten Link からかければ、国内の通話は時間を気にせず無料になります。通話のための追加のプランやオプション料金も必要ありません。

いつもの電話アプリでかけたら、ダメなの?

ふんわりIT博士

かけられるが、30秒ごとに22円かかってしまうんじゃ。乗り換えたら、電話は Rakuten Link からかける習慣にしておくと安心じゃよ。

左はRakuten Linkからの国内通話で無料。右はスマホに最初から入っている電話アプリで30秒22円。0570などは対象外。15分かけ放題は月1,100円
図3:無料の通話は Rakuten Link から

💡 補足:0570 から始まる番号などは、Rakuten Link でも無料になりません。いつもの電話アプリを使いたい場合は、「15分(標準)通話かけ放題」(月1,100円・1回15分まで無料)もあります。

楽天モバイル使い放題のメリットは3つ

8か月使って、よかったのは次の3つです。

① 国内はギガの上限なし。テザリングも追加料金なし

わたしは8か月、毎月40〜50GB使っていて、ギガの残りを気にすることがなくなりました。

大都市の混んだ駅と山の奥でつながりにくかった時のほかに、速度が制限されたと感じたことはありません。

「無制限じゃない」って聞くけど、本当に使い放題なの?

ふんわりIT博士

国内なら、量の上限はないんじゃ。ただ、混むと速度が抑えられることがあるし、海外では量に限りがあるぞ。

公式ページには「混雑時など公平なサービス提供のため速度制御する場合あり」と書かれています。混んでいる時間や場所などでは、速度が抑えられることがある、という意味です。

海外の対象の国や地域では、高速で使えるのは月2GBまでとなっています。超えると、速度は最大128kbpsまで落ちます(追加でデータを買うことも可能)。

楽天モバイルの無制限の中身。国内は使える量の上限なし。混雑時などは速度が抑えられることがある。海外の対象の国や地域では高速は月2GBまで
図4:「無制限」の中身

Yahoo!知恵袋でも、1日10GBのペースで使っても今のところ制限はかかっていない、という回答がありました。

テザリングも、追加料金なしで使えます。テザリングは、スマホの回線をパソコンなどに分けて使うことです(機種によっては使えません)。

使った量はプランのデータ量に足されますが、20GBを超えた月は、どれだけ使っても料金は変わりません。

わたしも外出先でテザリングしてパソコンの作業をしていて、使いやすいと感じています。

自宅でテザリングして速度を測ると、パソコンで高画質の動画を見るのにも十分な速さでした。ただ、速さは時間や場所で変わります。

\ 国内はデータ量の上限なし /楽天モバイルの料金を公式サイトで見る

② 20GBを超えても、料金は月3,278円のまま

基本のプランは「Rakuten最強プラン」で、料金は使った量に合わせて自動で3段階に変わります。プランを選び直す必要がないので、迷いません。

月に使った量料金(税込)
3GBまで1,078円
3GB超〜20GB2,178円
20GB超(使い放題)3,278円

家族割(最強家族割)を使うと、それぞれ110円安くなります。公式ページで大きく出ている金額は、家族割を使った後のものなので、比べるときは気をつけてください。

使った量が増えると料金が1,078円、2,178円と階段のように上がり、20GBを超えると3,278円で平らになるグラフ
図5:20GBを超えたら、いくら使っても3,278円

わたしは毎月20GBを超えるので、料金はいつも 3,278円。9月も49.18GB使って、請求は3,281円でした。

数円ずれるのは、ユニバーサルサービス料などの小さな料金のためです。通話料やオプションを使った場合は、その分も別にかかります。

my 楽天モバイルの画面。2026年9月のデータ利用量は49.18GBmy 楽天モバイルの画面。2026年9月利用分のお支払い料金は合計3,281円(10月11日時点で未確定)
実際の画面:9月は49.18GB使って、請求は3,281円(10月11日時点・未確定)

③ ソフトバンクより毎月4,730円安い(割引なし)

比べる相手は、わたしが以前使っていたソフトバンクの使い放題プラン「テイガク無制限」です。金額は、2026年10月時点の公式ページから取りました。

月額(税込)
ソフトバンク8,008円
楽天モバイル(20GB超)3,278円

どちらも割引なしの基本料金で、差は毎月4,730円、1年で56,760円です。ポイント還元は含めていません。

割引なしの基本料金の比較。ソフトバンク テイガク無制限 8,008円、楽天モバイル 3,278円。棒の長さは金額の比に合わせる
図6:割引なしで比べると、毎月4,730円の差

ソフトバンクも、割引がそろうと5,148円まで下がります。

割引の条件は、家族3人以上での加入・光回線とのセット・PayPayカード ゴールド払いなどです(光回線の料金やカードの年会費は別)。

楽天モバイルにも家族割があります。

ソフトバンク以外の方も、端末の分割払いやオプションを除いた、今の毎月の基本の料金と比べてください。

使う量が少ない月は、楽天モバイルも安くなります(たとえば月10〜15GBなら2,178円です)。

今、上限のある格安SIMを使っている方は、20GBを超えて使った場合の料金と比べてみてください。

楽天モバイルが向いている人・向いていない人

向いている人

毎月ギガの残りを気にしながら使っている方は、乗り換えると、料金を気にせず使えるようになります。

楽天モバイルが向いているのは、次のような方です。

  • 毎月20GB以上使う人
  • 下の「申し込む前に確かめる3つのこと」が、どれも大丈夫だった人
  • テザリングもたくさん使いたい人

向いていない人

  • 人の密集する駅や地下、山の中で、必ずつながらないと困る人
  • Rakuten Link を使わずに、いつもの電話アプリで電話をかけたい人(通話料か、かけ放題のオプション代がかかります)

申し込む前に確かめる3つのこと

つながりにくさは、使ってみないと分からないと思われがちです。

でも、上で書いた「混雑」と「電波の届きにくさ」が理由だと分かっていれば、申し込む前にある程度確かめられます。

申し込む前に確かめること。エリアマップで確かめるのは自宅と職場。マップでは分からないので自分で考えるのは、混む駅・地下・山。あわせてスマホが対応しているか
図7:エリアマップで分かること、分からないこと
  1. 自宅と職場が、楽天回線のエリアに入っているか:公式のエリアマップで住所を確かめます
  2. 毎日使う駅や建物が、人の密集する場所や地下ではないか:通勤の駅や、長くいる建物を思い浮かべます
  3. 山の中など、電波が届きにくい場所によく行かないか:仕事や趣味でよく行く場所を考えます

エリアマップは、計算で作った目安です。公式のエリアのページにも、実際の電波とは違う場合があると書かれています。

2と3は、マップでは分かりません。当てはまる場所があれば、そこでどのくらい困るかを先に考えておくと、乗り換えてから後悔しにくくなります。

あわせて、今のスマホが楽天モバイルで使えるかも、公式の対応状況の確認ページで確かめておきましょう。

3つとも大丈夫そうなら、乗り換えを考えてみてください。

楽天モバイルは、時期によってお得なキャンペーンを行っていることもあります。公式サイトで今のキャンペーンを確かめて、お得に乗り換えてください。

\ お得なキャンペーンをチェック /楽天モバイルの今のキャンペーンを見る

まとめ

楽天モバイル使い放題を8か月使った結論。場所によってはつながりにくい時がある、国内で使える量に上限はない、無料の通話は専用アプリから、20GBを超えたら3,278円、申し込む前に生活圏と端末を確かめる
図8:8か月使った結論

ふんわり理解チェック

  • デメリット①:場所によってはつながりにくい(駅は混雑、山は電波の届きにくさ)
  • デメリット②:無料の通話には、専用アプリ Rakuten Link が必要
  • メリット:国内はギガの上限なし。20GBを超えても月3,278円で、ソフトバンク(割引なし)より毎月4,730円安い
  • 国内でも、混雑時などは速度が抑えられることがある
  • 申し込む前に、自宅・職場をエリアマップで確かめ、混む駅・地下・山など、マップで分からない場所も考えておく

つながりにくい場面はありますが、わたしは乗り換えてよかったと思っていますし、人にもすすめられます。

格安SIMとの違いが気になる方は 格安SIMってなに?、ギガの意味は ギガってなに? にまとめました。